ハートフレイムの坂井紀子です。
先日の結婚式場での着付のお客様。
80代という感じの新婦のお婆さまでした。
16年ぶりに箪笥から出したという薄いグレーの色留袖。
目立ちすぎずに上品できっとお祝いの席を格上げしてくれる存在になられたと思います✨
さて、着付けの時にタオルや脱脂綿を身体に巻いたり付けたりされたこと、多くの方が経験あるかと思います。
でもそれって何のため？
洋服は曲線を使い立体的に作られていますが、着物は直線で平面的に作られています。着物がシワにならずに折り紙のように平らにたためるのはそういう作りだからですね。
立体的な身体に平らな着物を着付けていくとシワが出来てしまいます。そこでシワが出ないように身体のメリハリを出来るだけなだらかにしていく…それがタオルなどを使った「補正」というものになります。
着付の手順の中でもとても重要で仕上がりに大きく影響しますので、丁寧に時間をかけたいところなのです。
身体のかたちは本当にお一人お一人で全く違うので、補正の仕方も同じということは絶対にありません。
私も式場でのお仕事の中で毎回経験させて頂いています。
今回のお客様はご年配という事で、補正を入れすぎないように注意しました。ご自身の身体を活かす事で風格が出て年相応の自然な美しさが引き出されるからです✨
洋服でも年配の方のバストトップが20代の位置にあったら不自然で違和感を感じますよね⁈
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その方の本来の美しさを引き出す✨
その事に年齢は全く関係ない✨✨
着付のお仕事もメナードのお仕事も根本は同じ…
そんな想いを再確認出来た日になりました🥰
お客様のお写真は撮れなかったので、代わりに三年前に姪の結婚式に参列した時の写真を…
娘たちは私の母が誂えてくれた振袖を。
私は黒留袖を。留袖は新郎新婦の母、おば、祖母が着るものです。
留袖はネットでレンタルしたので夏で汗をかいても安心でした。
着る時の年齢や好みに合ったぴったりの柄が選べたり、毎回違う柄を選べるのも楽しみでレンタルもおすすめです😊
皆さまもお祝い事がありましたら是非着物に挑戦してみて下さい。
きっとあなた本来の美しさに出会えます♡
その際は着付けのご依頼もお待ちしていますね♫